施設見学・面接の逆質問で聞くこと
PT・OT・STが職場を見極める質問と聞き方
最終更新:2026年10月14日
施設見学や面接は、自分が見られる場だと思いがちです。
でも同時に、こちらが職場を見極める場でもあります。入ってから「思っていたのと違う」を減らすために、何をどう聞けばいいのか。聞き方の例と、答えのどこを見ればいいかをまとめました。
聞く前に、譲れないことを3つ決めておく
見学の時間は限られていて、気になることを全部は聞けません。
休み、教育、分野、通勤、働く人の雰囲気。自分にとって外せないものを先に3つ決めておくと、聞くことが自然に絞れます。
何を優先するか迷っている場合は、職場選びでチェックしたい条件8つから考えてみるのもひとつの方法です。
施設見学で聞くこと7つ
質問そのものより、聞き方と、答えのどこを見るかが大事です。
1リハ職の人数と体制
聞き方の例
「リハビリのスタッフは何名いらっしゃいますか。PT・OT・STの内訳も教えていただけますか。」
答えのどこを見るか
人数は、1人あたりの担当や、休みの取りやすさの土台になります。職種ごとの人数が分かると、自分が入ったときの立ち位置も想像しやすくなります。
21日の単位数・担当件数
聞き方の例
「1日あたりの単位数(訪問なら件数)は、平均でどのくらいですか。」
答えのどこを見るか
「人によります」で終わったら、「多い日と少ない日でどのくらいですか」と聞き直すと、幅が分かります。
3記録の時間
聞き方の例
「カルテや書類は、どの時間に書くことが多いですか。」
答えのどこを見るか
リハ職の残業は、記録や書類で発生しやすいところです。勤務時間の中に書く時間が取れているかを、残業の有無と合わせて確かめられます。
4土日・祝日の出勤
聞き方の例
「土日の出勤は月に何回くらいですか。振替の休みは取れていますか。」
答えのどこを見るか
回復期リハ病棟は、休日を含めて週7日リハを提供する体制が要件になっています。病院か施設か、在宅かで大きく変わるところです。
5入職後の教育
聞き方の例
「中途で入った方は、最初どなたについて、どのくらいの期間で一人立ちしていますか。」
答えのどこを見るか
新卒向けの教育はあっても、中途向けは決まっていない職場もあります。「誰が・どのくらいの期間」まで聞くと具体的になります。
6長く勤めている人
聞き方の例
「長く勤めている方は、どのくらいいらっしゃいますか。」
答えのどこを見るか
離職率は直接聞きにくい数字です。勤続年数の聞き方にすると、担当者も答えやすくなります。
7力を入れていること
聞き方の例
「これから力を入れていきたい分野や取り組みはありますか。」
答えのどこを見るか
自分のやりたいことと、職場が向かっている方向が合っているかを確かめる質問です。働きがいに一番つながりやすいところでもあります。
4の土日の出勤については、365日リハ体制の要件化で何が変わるかにまとめています。
聞かなくても、見れば分かること
見学では、質問の答えと同じくらい、その場の様子から分かることがあります。
- スタッフ同士の声のかけ方や、困ったときに相談している様子
- 患者さん・利用者さんへの接し方や、リハビリ室の雰囲気
- 記録を書いている場所と時間帯(リハの合間か、夕方にまとめてか)
- 案内してくれる人が、現場の事情をどのくらい具体的に話してくれるか
見学の日がたまたま忙しい日だった、ということもあります。1回の印象だけで決めつけず、気になったことは質問で確かめるのがおすすめです。
面接の逆質問は「意欲」と「確認」を両方かなえる
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれたら、それは自分のための時間です。
働く意欲を伝えながら、入職後のことも確かめられる質問を選ぶと、どちらにとっても意味のある時間になります。
「入職までに勉強しておくとよいことはありますか。」
意欲が伝わり、職場が求めていることも分かります。
「中途で入った方は、どんな流れで仕事に慣れていきましたか。」
教育体制を、角が立たない形で確かめられます。
「チームで大切にしていることを教えてください。」
職場の雰囲気や、連携の仕方が見えてきます。
「私の◯◯の経験は、どのような場面で活かせそうでしょうか。」
自分の強みをもう一度伝えつつ、入職後の役割を具体的にできます。
「見学のときに伺った◯◯について、もう少し詳しく教えていただけますか。」
見学をしっかり受けたことが伝わり、気になった点も深掘りできます。
条件についての質問がいけないわけではありません。ただ、最初の質問が条件だけだと、そこが一番の関心だと受け取られることがあります。意欲が伝わる質問を先に置くと、印象が変わります。
「特にありません」と答えてしまう場合の言い換えは、転職面接のNGワードと言い換え例で紹介しています。
聞きにくいことは、聞ける人に任せる
給料や昇給の仕組み、前の人が辞めた理由、職場の人間関係。気になるけれど、見学や面接の場では聞きにくいことがあります。
給料や休みの条件は、まず求人票で確かめます。それでも分からないことは、職場の内側を知っている人に聞くのが確実です。転職エージェントは、そうした内部の情報を持っていることがあります。
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レバウェルリハビリを見る※ 施設取材の件数は、レバウェルリハビリの公式サイトの表記によります(2026年10月10日に確認)。