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転職ノウハウ2026.05.11

転職面接のNGワード5選と言い換え例
面接で落ちるのは能力不足ではなく「言語化不足」

「面接は苦手」「うまく話せなかった」——転職活動中にそう感じた方は多いと思います。でも、面接で落ちる理由のほとんどは能力不足ではなく、言語化不足です。

自分目線で話しすぎて、採用側の目線に立てていない。よかれと思って言ったフレーズが、実は逆効果になっていた——そういうことが面接ではよく起きています。

この記事では、PT・OT・STの転職面接でよくあるNGワード5つと、その言い換え例を紹介します。面接前に確認しておくだけで、印象は大きく変わります。

NGワード 1

❌ NG

特にありません

準備不足・考えが浅い印象を与えてしまう

「短所は?」「入職後の不安はありますか?」と聞かれたときによく出るフレーズです。

しかし面接官は「完璧な人材」を求めているのではありません。「自分自身を客観的に把握できているか」「課題に向き合う姿勢があるか」を見ています。

「特にありません」は、自己分析が不十分に映るだけでなく、「準備してこなかった」という印象も与えかねません。

✅ 言い換え例

「〇〇の経験がまだ浅いですが、入職後は□□を意識して早期にキャッチアップしたいと考えています」

弱みを認めたうえで、前向きな対策を伝えることで誠実さと成長意欲が伝わります。

NGワード 2

❌ NG

自信がないです

リスクを自分で強調してしまい、採用側の不安を煽る

謙虚さを示そうとして使いがちなフレーズですが、面接の場では逆効果です。

「急性期の経験が少ないので自信がなくて…」のように言ってしまうと、採用担当者も「それなら採用しても大丈夫か?」と不安になります。

謙虚さと自己否定は違います。自分の不安を正直に言うことと、採用側に不安を植え付けることは別物です。

✅ 言い換え例

「〇〇の経験はまだ浅いですが、△△の強みを活かしながら、入職後に積極的に吸収していきたいと思っています」

「経験が浅い」事実は認めつつ、強みと前向きな姿勢をセットで伝えましょう。

NGワード 3

❌ NG

学びたいです・勉強させてください

自分が得ることばかりで、貢献意欲が伝わらない

「御施設で多くのことを学ばせていただきたいです」——よかれと思って言いがちですが、面接官の立場から見ると「この人は何をしてくれるの?」と感じさせてしまうフレーズです。

職場が求めているのは「育てる相手」ではなく「一緒に働く仲間」です。学ぶ意欲は大切ですが、それだけでは採用の決め手になりません。

志望動機や自己PRで「学びたい」を全面に出すと、貢献意欲のない人という印象になってしまいます。

✅ 言い換え例

「〇〇の経験を活かして、まず□□の面で戦力になれると思っています。さらに△△の知識も深めていきたいと考えています」

「貢献できること」を先に示してから「学びたいこと」を添えるのが正しい順序です。

NGワード 4

❌ NG

こちらで長く働きたいです

意欲は伝わるが、なぜここで・何をするかが見えない

長く働きたいという気持ちは採用側にとって嬉しいものです。ただ、それだけでは「どの職場でも言えること」になってしまいます。

「長く働きたい」は結果であって、理由ではありません。「なぜここで長く働きたいのか」「この職場でどう成長・貢献したいのか」が伝わらないと、熱意があるようで内容が薄い印象になります。

✅ 言い換え例

「〇〇という貴施設の方針に共感しており、△△のような形で長期的に貢献しながらキャリアを築いていきたいと考えています」

「なぜここなのか(理由)」+「どう貢献するか(内容)」+「長く働きたい(意欲)」の順で伝えましょう。

NGワード 5

❌ NG

給与を上げたいから転職します

正直すぎて、仕事への動機が薄く見られる

給与アップを目的に転職することは、まったく悪いことではありません。ただ、それをストレートに言いすぎると「お金のためだけに来る人」という印象を与えてしまいます。

採用側は「うちに来ることで何を実現したいのか」を知りたがっています。給与への不満は転職のきっかけであっても、志望動機にはなりません。

✅ 言い換え例

「現在の職場では〇〇という経験を積みましたが、△△の分野にさらに挑戦したいと考え、そのフィールドが広い御施設を志望しました」

給与の話は条件交渉の場で。面接では「何をしたいか・なぜここか」にフォーカスしましょう。

面接は「自分を正直に話す場」ではなく「相手に伝わるよう話す場」

面接で大切なのは、正直さよりも「採用側の目線に立つこと」です。自分の気持ちをそのまま話すのではなく、「相手はこの答えから何を判断しようとしているか」を意識して話す練習をしましょう。

特にリハビリ職は「患者さんへの誠実さ」を大切にする方が多いため、面接でも正直すぎるあまり自分を下げてしまうケースが見られます。

言語化は練習で必ず上達します。転職エージェントを活用して、面接前に模擬練習をしておくことも有効な手段です。

📌 この記事のポイント

  • 「特にありません」→ 弱みと対策をセットで話す
  • 「自信がないです」→ 強みと前向きな姿勢を先に言う
  • 「学びたいです」→ 貢献できることを先に、学びは後に
  • 「長く働きたいです」→ なぜここで・何をするかを語る
  • 「給与を上げたい」→ 面接では志望理由にフォーカスする

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