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【2026年7月前半】リハビリ業界ニュースまとめ4選|PT・OT・STに影響する最新動向

リハビリ職のキャリアに影響しそうな業界の動きを、半月に1回・出典付きでまとめてお届けする連載です。忙しい臨床の合間に、これだけ読めば大きな流れがつかめる内容を目指します。各ニュースの「起こりそうな変化」は現時点での見立てであり、確定した将来予測ではありません。

2026年6月30日

01骨太の方針2026原案、リハビリを「攻めの予防医療」に位置づけ

政府の経済財政諮問会議で示された「経済財政運営と改革の基本方針2026」(骨太の方針)の原案に、リハビリテーションが「攻めの予防医療」の文脈で明記されました。

「予防・医療・介護を通じた切れ目のないリハビリテーション」として、健康増進・疾病予防と並列で記載されています。これまでの方針では予防・栄養・社会復帰など個別の文脈での言及だったため、より統合的な位置づけになった形です。

処遇改善とAI活用による生産性向上も同時に明記されています。

出典:PT-OT-ST.NET「【政府】『骨太の方針2026』原案、リハビリテーションを『攻めの予防医療』に位置づけ」

🔭 起こりそうな変化(見立て)

「病気になってから」ではなく「なる前」の領域にリハ職の出番が広がる可能性があります。介護予防事業・自治体の健康増進・産業保健など、病院の外の職域が政策の後押しを受けやすくなるかもしれません。

介護予防・産業保健など「予防領域」のキャリアはこちらで解説しています

理学療法士(PT)のセカンドキャリア|臨床以外で活きるPTの強みと転職先7選

2026年6月26日

02財政審の建議に「医療専門資格の統合も視野に」の記載

財政制度等審議会が取りまとめた建議「人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営」に、医療提供の効率化に向けて「現状では分断されている業際規制の見直しも検討すべき」「医療専門資格の統合も視野に入れるべき」との記載が盛り込まれました。

統合の対象となる具体的な資格名は明記されていません。人口減少下で限られた人材・財源を効率的に活用したい、というのが背景にある問題意識です。

直ちに資格制度の見直しが進むことを意味するものではありません。

出典:PT-OT-ST.NET「財政審建議、医療専門資格の統合も視野に」

🔭 起こりそうな変化(見立て)

すぐに何かが変わる話ではありませんが、国が「資格の垣根」を課題として名指しし始めたのは事実です。長期的には「どの資格を持っているか」より「資格を使って何ができるか」が問われる方向に進む可能性があります。

資格1本に依存しないキャリアの考え方はこちら

PT・OT・STのセカンドキャリアとは?異業種転職を成功させるための考え方

2026年7月10日

03リハ現場の生成AI利用率、1年で36%→86%に倍増(調査)

PT-OT-ST.NETが実施した調査(2026年4月27日〜5月17日・有効回答105件)で、リハ職の生成AI利用率が86%に達し、前年の36%から倍増したことが分かりました。

48%が「毎日利用」と回答し、約半数が1日30分以上の時短を実感。用途は資料作成(80%)・書類作成(71%)・情報収集(67%)が上位でした。

使用ツールはChatGPT(77%)がトップを維持しつつ、Gemini(73%)とNotebookLM(50%)が急伸しています。

出典:PT-OT-ST.NET「【調査レポート】リハ現場の生成AI利用率が大きく上昇『試す』から『日常利用』へ」

🔭 起こりそうな変化(見立て)

サンプルは105名と小規模ですが、「使うか迷う」段階が終わりつつあることを示す数字です。記録・書類作成のAI活用は数年で「できて当たり前」のスキルになる可能性があり、早めに慣れておくと業務でも転職でも差になりそうです。

AIライティングを含むスキル学習の選択肢はこちら

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2026年6月29日

04地域包括支援センターの職員配置に「リハ専門職」を明記(基本指針案)

厚生労働省が社会保障審議会介護保険部会で示した第10期介護保険事業計画(令和9〜11年度)の基本指針案に、地域包括支援センターの体制について「リハビリテーション専門職等の専門職や事務職の配置も含め、必要な体制を検討し、その確保に取り組むことが重要」と明記されました。

地域包括支援センターはこれまで保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員の3職種が中心でした。

一方、7月15日の国会質疑では「人員配置基準そのものの見直しには至っていない」との課題も指摘されています。配置は義務化ではなく、実装は自治体の判断に委ねられています。

出典:PT-OT-ST.NET「地域包括支援センターの体制強化へ 基本指針案にリハ専門職等の配置を明記」

🔭 起こりそうな変化(見立て)

義務化ではないため一気に求人が増えるとは限りませんが、「介護予防・地域支援」がリハ職の職域として制度に書き込まれていく流れは続きそうです。地域リハや予防事業の経験は、今後のキャリアで評価されやすくなるかもしれません。

地域・生活支援系のキャリアの選択肢はこちら

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