転職と副業、どちらから始めるべき?
|PT・OT・STが収入を上げる順番
「収入を増やしたい。転職と副業、どちらから手をつけるべき?」——そう悩むリハビリ職は少なくありません。この記事では、その答えと理由を整理します。
将来に向けてお金を貯めたい、収入を増やしたい。そう考えたとき、最後に立ちはだかるのが「稼ぐ力」です。家計の見直しや投資の準備が整ったあと、資産形成を本当に加速させるのは、結局のところ「収入そのものを増やせるかどうか」にかかっています。
では、収入を増やす手段として「転職」と「副業」、どちらから始めるべきでしょうか。
結論
まずは「転職活動」から。
ここで大事なのは「転職」ではなく「転職“活動”」と書いていることです。理由を3つ、順番に解説します。
成果が出るのが早い
副業で月5万円を稼ぐより、転職で年収を上げるほうが、実は難易度が低いことが多い。
転職には大きく2種類あります。「今、安く買い叩かれている人が、自分の年収を“市場相場”に戻すための転職」と、「すでに適正な年収の人が、さらに高みを目指す転職」です。
リハビリ職に特に多いのが前者です。「同じ資格・同じ経験年数でも、職場が変わるだけで年収が数十万円変わる」というのは、決して珍しい話ではありません。今の職場の給与体系が業界水準より低いだけ、というケースは本当に多いのです。
副業をゼロから立ち上げて成果を出すには、勉強・失敗・時間の投下が必要です。一方、すでに持っている資格と経験で「自分を適正な相場で売り直す」転職は、3ヶ月ほどで年収アップにつながることもあります。まず取り組むべきは、こちらです。
収入の「土台」が安定する
給与所得の最大の強みは、その安定性。基本給が上がれば、家計のベースが底上げされる。
副業収入は、言うなれば「金額が読めないボーナス」のようなもの。出る月もあれば、出ない月もあります。それだけに頼ると、家計は不安定になりがちです。
一方、転職による年収アップは「基本給そのものを引き上げる」イメージです。毎月の収入の土台が安定するため、生活に余裕が生まれます。
そして土台が安定して初めて、「副業がうまくいかない月があっても大丈夫」という状態で、落ち着いて副業に挑戦できるようになります。順番が逆だと、焦りながら副業をすることになってしまいます。
転職ノウハウは一生モノの財産になる
これからの時代、転職は「一度きり」ではない。早く経験するほど、その後のキャリアで活きてくる。
勢いのある職場も、求められるスキルも、給与の相場も、時代とともに常に変わっていきます。多くの人が、人生で何度か転職を経験する時代です。
この前提に立つと、「転職活動のやり方を知っていること」そのものが大きな財産になります。職務経歴書の書き方、面接での伝え方、自分の市場価値の測り方——これらは一度経験すると、次回以降が圧倒的に楽になります。
早いうちに一度、転職活動を経験しておく。それだけで、その後のキャリアの選択肢と自由度が大きく広がります。
では、副業はいつ始めるのがいい?
副業は「爆発力」がある一方で、成果が出るまでに勉強・失敗・時間の投下が必要です。ハードルは決して低くありません。
だからこそ、おすすめの順番はこうです。まず転職活動で自分の市場価値を確かめ、収入の土台を安定させる。そのうえで「今の働き方・年収には当面の課題がない」と思えたら、次のステップとして副業に挑戦する——。
ちなみに、リハビリ職が学びやすく実務にも活かせる副業スキルについては、こちらの記事でも紹介しています。
転職しなくても、「活動」するだけで得られるもの
ここまで読んで「でも、今すぐ転職する気はないんだよな…」と感じた方もいるかもしれません。それでも大丈夫です。
転職活動は、必ずしも転職をゴールにする必要はありません。自分の市場価値を知るだけでも、十分に価値があります。「今の自分が、他の職場ならいくらで評価されるのか」を知ることは、これからのキャリアを考えるうえで、何よりの判断材料になるからです。
そして、転職サイトは1つだけでなく、いくつか登録してみるのがおすすめです。サービスによって扱う求人も、紹介される条件も違います。複数を見比べることで、「自分にこんな選択肢があったのか」「思っていたより評価されるんだ」という、気づかなかった自分の価値に出会えるかもしれません。
まずは情報を集めるところから。それが、収入とキャリアを動かす最初の一歩になります。